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柴門フミさん(漫画家で「東京ラブストーリ」の作者かつ弘兼 憲史さんの奥様) のエッセイを読んでいたら面白い話が載っていた。オヤジかどうかを判定する1つの方法としてギャグを言うか?言わないか?があると書いてあった。
もちろん、ギャグを連発するのがオヤジである。彼女の夫もこれに当たるらしい。


私は、仕事がらいろいろな人と飲みに行く機会が多く、しかも皆結構な役職 (ほとんど部長以上)に就いておられる。
このような人と若い女の子がいる店などに行くとギャグの連発が始まるのである。

女の子が「タバコ吸いますか?」と言うと、「ああ、すいません」と言ってタバコを口に 咥える。
チョコレート食べますか?と聞かれると「うんチョコっとね」と言うのである。

で、大抵の場合、ヒューっと冷たい風が流れて、瞬間冷凍状態になってしまうのである。

そこで彼は言うのである。いつも会社の宴会で俺がギャグを連発すると皆、腹をかかえて 笑い転げるんだが・・・。
今時の若い子はギャグのセンスがないのかなあ〜?などと世を
嘆いている。


そんなの当たり前じゃん。と私は密かに思うのである。
会社の宴会で上司が何かギャグを言ったら、つまらなくても皆笑う。
そういう
環境にずっといると「俺はギャグの天才かもしれん」などと思ってしまうかもしれない。

こうなるとオヤジ症候群と言える。

そして、外でアカの他人相手にギャグを連発しても全然受けない、寒冷前線の 真っ只中に入り込んでしまう。

これは、悲劇なのである。つまり、若いうちは本当に面白くないと皆笑ってくれないけど、ある程度の年齢になり、それなりの役職につくと部下の社員さん達は笑ってくれるのである。     

正に「裸の王様」状態。

「人の振り見てわが身を直せ」という言葉通り、私も気をつけようと思うこの頃であります。     


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