社長交遊録

第19回

人事の天才

営業が客先から戻って私の席に来て曰く
営業マン:「社長、今日のお客様に最近交遊録を更新してないね。と言われました。」
私:「あ、そうなんだよ。書きたいと思っているんだけど、ついつい延びてしまってるんだよ。」
営業マン:「そろそろ何か書かないんですか?」
私:「そうか〜、じゃあ君の事を書こうかな」
営業マン:「いえ、それはダメです。売り上げが下がります」
私:「?・・・」
という事で、この交遊録を2年ぶりに書き始める事になったのです。

1月ごろから世の管理職、経営者はいろいろ忙しい時期を迎えます。
それは、「3月末決算」と4月の「昇級昇格人事」とい大きな事案を抱えるからです。
特に人事は本当に難しいです。そこで今回は、“人事の天才“と言われた人の事を
書きたいと思います。査定される側、査定する側の人に取って何かの参考になればと
思います。

第2次大戦中のドイツに“人事の天才“と言われた将校がいました。
天才なので、この人の考えが皆わからないのですが、その将校が采配を
振るった人事はかなりの成果を上げたようです。どこが天才か?というと
われわれ凡人とは違う発想で人事を行うのです。
例えば、ここに4種類の人間がいて誰をリーダーにすべきか?
という問題を考えてみましょう。

第1カテゴリー
A=頭がいい
B=頭が凡人

第2カテゴリー
X=意欲がある
Y=意欲がない
人事は難しい
それぞれのカテゴリーから一つずつ要素を選びます。
組合せは4種類です。
問題は、どのタイプの人間をリーダーにすべきか?1位〜4位までを考えてください。
という問題です。シンプルな問題ですね、皆さんも考えてみてください。
そして紙に答えを書いておいてください。天才の出した答えをマッチングしてみましょう。

                      

                      

                      

                      

それでは、天才が出した答えを書きます。リーダーとして適正な順位は、
1位:A―Y(頭がよくて意欲がない)
2位:B−Y(頭が凡人で意欲がない)
3位:B―X(頭が凡人で意欲がある)
4位:A―X(頭がよくて意欲がある)
どうですか?皆さんの答えと合ってますか?

「え〜!!」と言う皆様の声が聞こえてきそうなのですが、なんせ天才が言う事
ですから凡人の考えを越えているのです。ただし、これが正解とは分かりませんので
この通りに人事をやって失敗したと言っても自己責任でお願いします。私は責任を取れませんから。

一番ビックリするのは4位の「頭がよくて意欲がある」でしょう。普通に考えると
この組み合わせが1位ですよね。

全く天才が考える事は凡人には理解し難いものがあるようです。
しかしながら、この4位に関しては、中国4千年の歴史が伝える故事からもうなずける所があります。すなわち
「一将功成って万骨枯る」という故事です。意味は↓
http://www.geocities.jp/tomomi965/kotowaza01/01-4-6.html

皆さんの周りでもこの故事に当てはまるセクションありませんか?
ホントに人事は難しいです。


kambe@solidray.co.jp 読者の皆様からのご意見・感想もお待ちしております。



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