「え〜!3日で40万!!」
 : 「しかも2時間チャージで、5分しか使えない!!」
私 : 「そんなのダメじゃん( ^^; 」

 IVR 2007の開催1ヶ月前の話しである。今回の IVR ではソリッドレイは、クローズドブース方式を採用する事になった。
つまり、ブースの周りを囲んで外には露出しない作戦を取る事にしたのである。入り口は1つ、ポッカリ穴を作りそこからお客様に入ってもらうのである。それでお客が入るの?という疑問があるかもしれないが、
「人間は穴があると覗いてみたくなる習性がある」
との勝手な理論で勝負する事にしたのである。

その入り口に新規開発のインタラクティブ床面映像「タップトーク2」 を置いてお客様の好奇心を捕らえる作戦である。床面には水面コンテンツを映し、お客様が歩くと波紋がでるようにした。さらには、時々水面の上を不思議な煙がファーと流れるようにするためドライアイスの煙発生器を借りようとしたのである。

 ブースが囲まれていて、穴がポッカリ開いて、その下が水面になっている。
しかも、時々怪しげな煙が流れ出てくる。こんなブースがあったら誰でも入りたくなるだろう、と考えたのである。ところがである、この煙発生器に問題があり、 冒頭のぼやきとなったのである。

 

私 : 「だったら作ってしまおう!」
 

という事で、さっそく「煙チーム」を発足させた。最初は発泡スチロールの箱に煙穴を開け、ドライアイスを入れ、水を流しこんでみたが、煙は最初だけですぐに出なくなってしまった。ドライアイスの周りに溜まった水が氷になり煙の発生を阻止していたのである。 そこで、氷を生成しないように箱の下に穴をあけ、流入した水を排出し氷ができないような機構にもした。またチームの人間が水ではなくお湯をかけた方がいいかもしれない、という事でお湯をかけてみると煙の勢いがよくなった。 このようにして出来たのが写真1の装置である。原価は約3000円ですんだ。



 
後は、この煙が出る時の BGM である。私は「ロッキーのテーマ」みたいな高揚感のある音を出したいと思っていたが、若い技術者が
 
若い技術者 : 「社長、 BGM ならピッタリのがありますよ」
私 : 「?どんな音楽?」
若い技術者 : 「 Smoke on the water  ですよ」
私 : 「おお〜!知らない曲だけど、ピッタリの曲名だ」

 

若い技術者 : 「え〜!知らないんですか?!!

 
私 : 「・・・・・・」
 
という会話があって流す曲は「 Smoke on the water 」
になった。
 

さて IVR 当日、裏方さんの L 君は大変だった。 1 時間に 1 回煙を出す事にしたのだが、壁裏のせまい荷物置き場に設置された煙発生器にお湯を絶えず注入しなければいけない。  (写真2)よく見ると顔が青ざめていた。

皆に命名された病名は、「二酸化炭素中毒」だった。

 

 

 
しかし L 君の命がけのオペレーションにより煙は、あの曲にのって勢いよく吹き出したのである。(写真3)

 

 
   
   
そしてソリッドレイのブースは入りきれない人で、通路がせき止められるほどになった。(写真4)

たった3日間の展示会とは言え、水面下ではこうした苦労があるのです・・・。


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